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ANA初心者マイル 進行中

はじめたばかりのANA陸マイル生活の挑戦の記録

飛行機よもやま話①

昔から、旅行好きで今まで12ヶ国ほど訪れました。もちろん、すべて実費です。あの頃に陸マイルの存在を知っていたらなぁと思わなくもないですが、格安航空券だけ買って、宿泊先は現地で決めることが多かったので、マイレージも各社ばらばらで。まとまって貯まることなく、そのうち有効期限がきて終わることばかりでしたね。

 

そんな中で思い出深い飛行機話を。

バリに行った時のことです。海に山に、バリを堪能した最終日の夜中、帰路につく機内に私はいました。ガルーダ・インドネシア航空です。搭乗するなり、旅の疲れが睡魔となって押し寄せてきて、早々に寝ていました。1時間ぐらいでしょうか、私は隣の席の友人に揺り起こされます。「降りるよ!」と。驚いて窓の外を見ると、空港の明かり。

 

日本に戻ったのではありません。飛行機はいまだ滑走路の近くに停まっていて、私たちはまだバリにいました。よくあの中で寝ていられたと、友人は呆れていましたが、乗客の搭乗が終わり、いよいよ離陸に向けて滑走路につき、エンジンが轟音を立てはじめるや否や、バリバリバリバリ!とものすごい音が、天井から聞こえたそうです。機体の前方から後方にかけて稲妻が走り抜けるような大きな音だったそうです。

 

ざわめく乗客、飛行機は緊急停止し滑走路から外れ、点検のアナウンスが入り、かれこれ1時間近く、閉じ込められていたそうです。結局、この飛行機は飛ばないことが決まり、降機を促すアナウンスのあと、私は起こされたのです。

 

飛行機の出発時間は夜中の0時台だったので、再びデンパサール空港に降り立ったときは2時が近かったと記憶しています。疲れと眠気でふらふらの乗客は、照明が落とされ暗い空港で、ざわざわしています。

 

航空会社から、手配できるのは明日の同時刻の便であること。そのため、こちらが手配した宿泊施設に一泊してもらうこと。ホテルー空港間の送迎はすべて航空会社が行うこと。すでに出国手続きを終わらせているので、ホテルから一歩も外に出てはいけないこと。ホテルでは、ひとり3分まで国際電話をかける権利があること。3分までの電話料金は航空会社が負担すること。が説明されました。

 

もちろんすべてバリ語なまりの英語です。聞き取れなかった人たちは、困惑の表情です。説明が終わるとすぐに、今から手配したバスに分散して乗っていってもらうから、と誘導がはじまりました。

 

みんなぞろぞろと出口に向かって歩いていく中、数人は残って航空会社の人に話しかけていました。女性2人が、大事な仕事があるから、どうしても明日日本に帰らなければならない。もっと早く出る他社便に振り替えてくれと交渉しています。

 

私たちも残っていました。きっかけは、スーツケースはどうなるの?という友人の一言です。私たちが質問すると、もうすごい面倒そうな表情で、要るの?と聞かれました。あちらとしては、荷物をこれからひとりひとり返すと大変なので、このまま預かっておくつもりだったそうで。いやいや、着替えもメイク道具も全部そこに入ってるし、スーツケースなしで一泊させられても困る!と断固抗議すると、チケット見せてと。

 

抗議した私たちの分は引き渡してあげると言われたのです。それを横で聞いていた、先程交渉していた女性2人が私たちのスーツケースも出して、と頼みました。

 

結局スーツケースを引き渡してもらったのは私たち残って話をしていた人たちだけ。スーツケースを転がしながら遅れて最後のバスに乗り込むと、先に乗っていた人が「あ!スーツケース!」と存在を思い出し、航空会社に交渉しにいきましたが、無情にも断られバスのドアは閉まりました。

 

ホテルについて落ち着けたのは、朝方でした。用意してくれたホテルはリゾートホテルで、ミールチケットをもらい食事もフリーでした。プールがあったので、昼間はプールで泳ぐことにしました。ホテルから一歩も外に出てはいけなかったのですが、出たところで、昨日の夜、出発前にバリの通貨は両替してしまっていたので、手持ちのお金もなく、何もできやしません。

 

プールで泳いでいると、昨日交渉していた女性2人がスーツケースをころがし出ていくではないですか。話を聞くと、昨日は他社便の振り替えを頑なに断られたのですが、ホテルについてからも何度も交渉の電話をして、午後発の他社便に振り替えてもらったそうです。

 

その日の夜、無事に飛行機は飛び、日本に帰ることができました。今では友人との笑い話ですが、この時の教訓は、不慮の場合は交渉あるのみ!ということです。交渉したから、想定外の延泊も、水着を着てプールを楽しむことができたし、女性2人は希望の飛行機に乗せてもらえました。

 

この交渉ネタやその他にも飛行機よもやま話があるのですが、長くなったのでまた次回に!